Kyoto Contemporary Art Network Exhibition 2015


連続の縺れ記憶の焼結




The Terminal KYOTO


連続の縺れ―conti/nuit/é―
Tangles of conti/nuit/é

会期:2015年3月7(土)~3月22日(日)
Dates: Saturday, March 7 - Sunday, March 22, 2015

会期中無休
Open Everyday

開館時間:午前11時~午後6時
Opening Hours: 11:00-18:00

会場:The Terminal KYOTO(〒600-8445 京都市下京区岩戸山町424)
Venue: The Terminal KYOTO (424 Iwatoyama-cho, Shimogyo-ku, Kyoto)

入場無料
Admission Free

企画:森裕一
Curation: Yuichi Mori

展示:片野満/藤原康博/パラモデル/河合政之/黒川彰宣/花岡伸宏/安藤隆一郎
Exhibition: Man Katano, Yasuhiro Fujiwara, Paramodel, Masayuki Kawai, Akinobu Kurokawa, Nobuhiro Hanaoka, Ryuichiro Ando

主催:現代京都藝苑実行委員会
Organized by Kyoto Contemporary Art Network Organizing Committee

後援:PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015/琳派400年記念祭委員会
With the support of Parasophia: Kyoto International Festival of Contemporary Culture 2015, Rimpa 400 Year Celebration Festival Committee


【イベント情報】

■「連続の縺れ」展 レセプション・パーティ
 日時:2015年3月7日(土)18:00~20:30
 場所:The Terminal KYOTO(※無料・予約不要)

■「連続の縺れ」展/「記憶の焼結」展 合同公開シンポジウム「連続の縺れ―conti/nuit/é―」
 日時:2015年3月8日(日)13:00~15:00
 場所:京都市美術館本館 PARASOPHIA教室(Class room)(※無料・予約不要)
 総合討論
  小林康夫(東京大学大学院総合文化研究科教授)
  黒田アキ(出品作家)
  近藤髙弘(出品作家)
  松井紫朗(出品作家)
  河合政之(出品作家)


《continuité 》という単語がある。連続、連続性といった意味だが、そこにスラッシュ(/)をいれて《conti/nuit/é 》という造語をつくったアーティストがいる。これを翻訳すれば『連続の中の夜』とでも訳せようか。「夜」いったいいつから始まり、いつ終わるのか。ただ確かに「夜」は存在する。認識することは容易ではないが、「夜」は連続に封じ込められたかのように見えて、一気に連続を繋ぎ合わせ、透明な闇となって、「自然」と連なり続きあい、世界を誕生させる。連続する(conti/nuit/é)あいだに、黒い夜(nuit)が横たわっている。均質な物理学的空間というよりはむしろ、皮膚に直接まとわりついてくるようなまったき闇の中を手さぐりで進むときに身体が感じる、ある種の抵抗がある。透明な闇のなかを、動き、たゆたう運動の感覚。夜はまた、暗い海の底でもある。そうであった、それは後に訪れるであろう朝、太陽の陽射しによって誘い出される青(BLUE)となるまだ見ぬ「夜」として連続する時間、海の中で縺れ(もつれ)ている。形式なき内容としてしか捉まえられないその「夜」は、海の「NOISE(仏語)」からヴィーナスのように「縺れ」として現れてくる。「NOISE」とはなにか。「夜」とはなにか。「夜」を夜たらしめるもの。奥底にある「素材」としての記憶がいつしか「知覚」できる「もの」として現れること、そして連続する時間の中から「夜」が生まれることは非常に近しい。そこを考えるヒントを与えてくれるアーティストたちの展覧会となる。


(C) Kyoto Contemporary Art Network Organizing Committee

inserted by FC2 system